後継者を育てるのが難しい

2017.03.16.Thu.22:48
よく二代目はボンクラが多くでダメだという。たしかにそうなのかもしれないが、創業者は攻めの経営は知っているが、守りの経営、組織ができてしまった状態からの経営、を知らないことが多々ある。そして二代目は創業者から学んだ攻めの経営が通用しないのである。創業の能力者は必ずしも守成の能力者ではない。

「創業と守成いずれが難きや」
山本七平の「帝王学 [貞観政要]の読み方」(日本経済新聞社1983)という本がある。貞観政要とは、徳川家康や北条政子も愛読した、唐の第2代皇帝太宗と臣下たちの問答集である。

新しい王朝は、必ず前代の失政、混乱の後を受けて出てくるので、人々は新しい支配者を受け入れる。しかし一旦支配者になると驕りが出て、また失政、混乱を引き起こす。国の衰亡はつねにこれによって起こる。

創業の苦労は陽性なものであり、頂上を目指す登山に似た点がある。到達すべき目標がはっきりしており、危険はあるもののそれを克服していく喜びもある。しかし山頂を極めても事業は終わらない。

安倍内閣が長期政権なのは、人々の脳裏におぞましい民主党政権時代の恐怖の記憶が残っているからである。しかし安倍首相もいつか辞める日が来る。

攻めと守り、どちらが難しいのか。始皇帝もアレキサンダー大王も、本人たちはそれどころではなかったのだろうが、前例のないことをやった先駆者としてのうかつさもあるだろうか、後継者を育てていない。あっという間に帝国は瓦解してしまった。

後継者を育ててリーダーシップが完成する。日本の場合、安倍首相の後継者が見当たらないのが心配である。

根幹部分は正しい古事記と日本書紀

2017.02.05.Sun.03:32
某アクセスの多いサイトを見ていたら、原発問題や従軍慰捏造問題では、まともなことを書いていた池田某なる人が、仁徳天皇は西暦290~399年だから実在しないのは明らか、と書いていた。仮に年齢が間違っていたからといって、その人の実在をも否定するのはおかしいのではないのか。

かつて120歳まで生きていたとされ、ギネスブックにも載っていた泉重千代さんは、実は105歳で亡くなったというのが真相らしい。しかし泉重千代さんという人自体は、年齢が違っていただけで、実在していた人である。

魏志倭人伝に、倭人(日本人)は長寿で、100歳とか、80歳、90歳の人がざらにいる、という記述がある。これだけでは、意味がわかりずらいですよね。

実は、魏志倭人伝における倭人の風俗、習慣を描いた部分のネタ本に、魚豢(ぎょかん)の「魏略」(ぎりゃく)という本がある。この本は現存はしていないが、「三国志」に注釈を加えた宋の学者、裴松之(はいしょうし)が所々で「魏略」を引用して「三国志」の本文に書き加えているので、部分的にその内容がわかる。そして魏志倭人伝の一節の前に、裴松之は、こんなことを書き込んでいるのである。

倭人(日本人)は、四季をめぐる暦法を知らず、ただ春の耕作の始まりと、秋の収穫の時を数えて、年数にしているにすぎない。

つまり古代の日本人は、半年暦とか春秋暦とか言われているもので年齢を数えていたのである。

奈良時代の8世紀、古事記や日本書紀を編纂したころの日本は、今のように1年で1歳を数える暦になっていたので、当時の編者は古代天皇の年齢が異常に長いことを不思議に思っていただろう。しかし、記録を勝手に変えることなどをせずに、伝えられている原資料の通りに古代天皇の年齢を採録したのでる。

古代天皇の異常な長寿は、古事記や日本書紀が根幹部分で信用できる理由の1つなのである。

参考文献「古代天皇はなぜ殺されたのか」(八木荘司著、 角川書店2004)

巨大マスコミとの闘い

2016.12.03.Sat.21:07
私は今から35年以上前、中学生の段階でTBSのニュース番組がおかしいことに気付いていた。とにかく反日、金持ちに対する憎悪を煽る、ソ連、北朝鮮、支那共産党美化、お笑いとスポーツの間に反日ニュースを流す刷り込みトリックプレー、聡明な子供である私は引っかからなかったが、当時大半の日本人が引っかかる日本人洗脳ニュース番組であった。

昔のTBSはまともだったが、ここ10年くらいで反日になり、おかしくなった、などどいう評論家もいるがそれは間違いである。TBSは昔からおかしい。それはその評論家が元サヨク頭で、TBSが普通に見えていただけの話である。

そのうちTBSだけでなく、NHKを初めとして、日本のテレビニュース全部がおかしいことがわかってきた。テレビに出てくる人間の大半が、お笑いと反日カルトとスポーツ選手である。どうやら優秀な人間はテレビには出てこないようだ。

言論の自由は誰にでもあるというが、実際テレビに対して、個人に強い反撃手段はない。本来公共財であるはずの電波を、サヨクカルトなど一部の人間が私物化しているのである。

私は25歳頃からは、資格試験を受けるための勉強時間を捻出するという事情もあったが、テレビをまったく見ない人となった。テレビを見ないで、文字情報のみから考えると、世の中が見えるようになってきた。以後、大事な情報はほとんど文字から得ている。

アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利し、巨大マスコミが信用できないことが、一般層にも浸透したように思える。マキャベリの言葉に、「変革というものは、ひとつ起きると、必ずや次の変革を呼ぶように出来ているものである(君主論)」とある。

我々は幕末の志士達のように、慎重にかつ大胆に、巨大マスコミに痛打を与えなければならない。その際公共の電波を私物化した犯罪者達に対しては、はっきりとした形で責任を取ってもらわなければならない。

論語に一番近い国

2016.11.21.Mon.23:35
論語の章句に、「葉公(しょうこう)、孔子に語げて曰く、吾が党に直躬(ちょくきゅう)なる者あり。その父、羊を攘(ぬす)みて、子、これを証せり。孔子曰いわく、吾が党の直なる者は、これに異なり。父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。直、その中に在り。(子路第十三 18)」とある。

葉公(しょうこう)という人が孔子に対して、「私の村の正直者は、自分の父親が羊を盗んだ時に、その事実を進んで証言したんだぞ。どうだ、すごい正直者だろう。」と自慢した。

そうしたら孔子は、「私の村の正直者はそんなことはしない。父親は息子をかばい、息子は父親をかばうでしょう。そういう自然の情に従うのが正直というものではないでしょうか」と返した。

しょぼい知識と低い知能で、日本軍を批判する人が絶えないが、日本軍は我々日本人のお父さんであり、おじいちゃんである。

日本軍を批判してもいいけれど、それは20歳以上で、かつ、少なくても大東亜戦争本の良書100冊以上精読しているクラスの人でなければ、我が父、我が祖父である日本軍を批判してはいけない。

論語の別の章句に、「子曰く、父在(いま)せばその志を観(み)、父没すればその行を観る。三年父の道を改むる無くんば、孝と謂うべし。(学而第一 11)」とある。

なぜ大東亜戦争になったのか。その背後関係は結構複雑であり一言で説明するのは難しい。満洲をめぐるアメリカ、特にルーズベルトの異常な日本敵視が主因であろう。スターリンの日独との両面戦争を避けるための工作もある。

「大東亜戦争への道」(中村粲著、展転社1990)」は、読んで面白い本ではないが、大東亜戦争の古典的名著で網羅性が高く、必読書(あまり使いたい言葉ではないが)と言ってもいい。みんな一度はこの本に出てくる人名や、事件を全部暗記するくらいの意気込みで、読んだらいいなと思っている。日本人なら、この本に出てくるくらいの知識は当然のように持っていたい。

しょぼい知識と低い知能で、日本軍を批判する人が依然として絶えないが、プロパガンダを排除して冷静にみると、日本軍はよく頑張ったと思う。

鎖国しなければ成立しない「市民参加の梯子」

2016.11.12.Sat.23:16
まちづくり系の仕事をしている人が心酔している「市民参加の梯子」というものがある。

これは米国の共産主義者アーンスタインが提唱したもので、市民参加の段階を大きく「非参加の段階」「形式参加の段階」「市民自治の段階」の三段階に分類したものであり、さらにそれぞれの段階を次のように細分類している。

「非参加の段階」は
1.操作・ごまかし(世論操作)
2.ガス抜き(不満をそらす操作)

「形式参加の段階」は
3.情報提供(一方的な情報提供)
4.意見聴取・協議(形式的な意見聴取)
5.懐柔(形式的な参加機会拡大)

「市民自治の段階」は
6.協働(官民の共同作業)
7.権限委任(部分的な権限委任)
8.市民管理(住民主導)
のように細分類される。

現在の日本は6.協働(官民の共同作業)から7.権限委任(部分的な権限委任)への移行期の段階のようである。

この市民参加の梯子という考えは鎖国している国ならば、いい考えかもしれない。
でも市民に権力を与えると、敵性外国の意を含んだ市民がその地域の多数派になったときに、市民の名を借りて、国家を転覆させることも可能になるのではないのか。

私に言わせればこの市民参加の梯子に続くのは
9.市民の名を借りた扇動者の出現、マスコミの支援・連帯
10.国家転覆、共産主義革命である。