ショーンKと落合信彦

2016.03.20.Sun.00:34
私はこのような人物を知らなかったのだが、「ショーンK」なる人物の経歴詐称がばれて、ちょっとした騒ぎになっているそうだ。テンプル大学卒業、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得、パリ第1大学に留学、世界7ヶ所にコンサル会社所有と称していたらしいが、全部嘘だという。しかも彫りの深い異国人顔に整形手術して、シークレットブーツを履いているのだという。

シークレットブーツと聞いて私は一人の人物を思い出した。落合信彦である。

落合信彦のことは奥菜秀次の三部作
「落合信彦・最後の真実」
「落合信彦 破局への道」
「捏造ジャーナリスト 落合信彦」
に詳しい。

ちなみに久々にアマゾンで奥菜秀次の落合信彦三部作を見たら、以前よりカスタマーレビューが減っている気がするのだが、削除されたのだろうか。

落合信彦の本というのは、未邦訳本の盗作と、ゴーストライターで成り立っている。落合の本には、CIAやモサド、KGB等の人物や、彼らからの情報が多数登場するが、全部嘘である。元オイルマンも嘘である。オイルマン時代に発見したという大油田がどこにあるのか確認ができない。本当のオイルマンである藤原肇によると、落合の油田の調査、採掘方法、ビジネス展開はデタラメだそうだ。オイルビジネス時代のコネでドナルド・トランプとは仲がよく、ブラックマンデーの直前に落合からのアドバイスで、トランプは大損をまぬがれたというが、まあおそらく嘘であろう。

奥菜秀次の落合信彦三部作は単なる落合個人の批判本には留まらない。詐欺師の心理を知ることができる貴重な分析本である。

最初に経歴詐称が通ると、自分を実際以上に大きく見せようとする。歪んだジョハリの窓がどんどん広がっていく。素顔の自分が仮面になり、仮面の自分が素顔になる。

ショーンKなる人物についても、社会的公共的意義が強いであろうキャスターとやらに使う前に、何で学歴や資格、職歴を証明するものを求めなかったのだろうか。まったく失礼には当たらない。

自分が公表している経歴については、いつでも証明できるようにしなければならない。

稲盛氏への共感と違和感

2016.03.14.Mon.22:09
私は昔、ニューソート系の自己啓発本を良く読んでいた。お気に入りの本は、例えば「幸福はあなたの心で」(ラルフ・ウォルドー・トライン)、「信念の魔術」(C.M.ブリストル)、「マーフィー100の成功法則」 (大島淳一)で、この3冊を読めばニューソート(光明思想)とはどんなものかが分かるのではないかと思う。ちなみに「信念の魔術」の中に、日本海軍の杉野兵曹長は、旅順港閉塞作戦で実は戦死しておらず、満洲で健康に生きていた、なんていうエピソードが書かれているがそれは嘘である。

成功する人というのは、意識的か無意識かを問わず、心のサイエンス(ブリストル)を上手に活用しているものである。特に経営者層でこの傾向が顕著に現れるように思う。

この手の自己啓発本は非常に多いのだが、経営者層の中では、京セラの稲盛氏が著書も多くファンも多いようだ。外国でも良く売れていて、特に中国で多く売れているのだという。稲盛氏は、中学受験に失敗した後結核になり、その時不憫に思った隣の家のおばさんが貸してくれた谷口雅春の『生命の実相』を読んで、心の様相が現実にそのまま投影するのだということを知ったという。

光明思想(ニューソート)に目覚めた人は成功の確率が高い。稲盛氏の「生き方」という本を見ると、オリジナリティーは無いがニューソートのエッセンスがぶち込まれており、この人は成功する人だな、と思わせる。

「寝ても覚めても強烈に思い続けることが大切」「すみずみまでイメージできれば実現できる」「心に描いたものが実現するという宇宙の法則」・・・なんてのはニューソートの定例文である。「宇宙のどこかに人類に叡智をもたらしつづける"知恵の蔵"がある」、なんてのはブリストルが紹介したエジソンの「アイデアは宇宙空間からくる」と同内容である。その他いちいち引用しないが、私に言わせれば、ほぼ他のニューソート本のパクリである。

政治的には稲盛氏は、民主党支持者であり、小沢一郎とも懇意なのだという。民主党政権下において、日本航空 (JAL) の代表取締役会長に就任もしている。

「生き方」(2004年発行)という本によると、稲盛氏は従軍慰安婦問題や南京大虐殺問題では、日本は中国や韓国に謝罪すべきだという。稲盛理論によると、真摯で誠実な態度は必ず相手に通じる。日本の謝罪が中国や韓国になかなか通じないのは、詫びるべきを詫びず、その謝罪に体裁や駆け引きが混じっているからなのだという。

稲盛氏の情報源は朝日新聞と日経新聞だけなのだろうか。記事を疑う能力は無いのだろうか。2004年ならば、従軍慰安婦問題や南京大虐殺問題の真実は、産経新聞を読むなりして情報収集に努めていれば、とうに明らかになっている時期である。

先見力ということに関しては、私と稲盛氏は真逆の人であると言える。稲盛氏は晩年は仏門に入り、僧侶として生きるそうだ。死への準備に20年かかるのだそうだ。

この辺も私と稲盛氏は真逆の人である。私はとうの昔に悟りを開いている。私は晩年は、組織のしがらみから解放され、微力であるが日本のために頑張りたい。


(参考過去ブログ)
「マーフィーの成功哲学 2015-11-22」